Blog ブログ

体験入学受付中

HOME // ブログ // 【英検S-CBT】S-CBTについて

Blog ブログ

CATEGORY

  ブログ

【英検S-CBT】S-CBTについて



今回はよくご質問を頂く、「S=CBT」について解説をさせて頂きます。

CBTとはComputer Based Testの略称で、基本的にPC上で受験する方式の事を指します。問題は画面に映し出され、回答もPCに入力(選択肢をクリック)することで進めていきます。以前は「S-CBT」「2020 1Day S-CBT」「CBT」とありましたが、2021年4月に全てS-CBTに統一されました。

(S-CBT)
問題はPC画面に表示され回答はPC入力、英作文は手書き、スピーキングは動画を見ながら録音していく形式でした。

(2020 1Day S-CBT)
問題はPC画面に表示されるが、回答はマークシート塗りつぶし、英作文も手書きでした。

(CBT)
問題はPC画面に表示され、英作文を含め回答は全てPC入力、スピーキングは動画を見ながら録音していく形式でした。

ちなみに、従来通り問題冊子とマークシートの用紙が配られ、回答はひとつひとつ鉛筆で塗りつぶしていく、昔からあった形式は「従来型」と呼ばれています。30代以上の方にとってはもっとも馴染みのある、アナログな形式です。今後もこの形式は残ります。

(対応級)

S-CBTの対応級は「3級」「準2級」「2級」「準1級」の4つのみです。これ以外の級(1級と4級以下)を受験する場合は、全級に対応している「従来型」に申し込む必要があります。

(試験の順番)

S-CBTでは、1日ですべての技能を受験します。順番は、スピーキング→リスニング→リーディング→ライティングの順です。

一方、従来型は後日(一次試験合格者のみ)面接があります。一次試験の順番はリーディング→ライティング→リスニングとなります。

(S-CBTの場合の二次試験について)

S-CBTにおける二次試験(スピーキング)は、PC画面に向かって行います。面接官とリアルタイムに通信するわけでなく、あらかじめ録画された動画を見て、ヘッドセットを使い声を吹き込んでいきます。

YES / NO で答える質問に関しては発言するのではなく「YESかNOのボタンのどちらかをクリックする」ようになっております。

聞き返しも "Sorry?" 等と言うのではなく「『もう一度聞く』ボタンをクリック」しますので、従来型の面接と比べると、緊張せず気楽に進められるかと思います。

サンプルはこちら(公式ページ)→ https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/2021.html

そして、従来型と同じく、S-CBTでも「(スピーキングのみ不合格の場合は)一次試験の免除」の申請が可能です。しかも、申込期間に間に合えば同一期間内で受験することも可能です。従来型では二次試験不合格の場合、次の期間(=数ヶ月後)まで待たなければなりませんでしたが、S-CBTではかなり便利になりました。

また、「従来型で二次試験のみ不合格だった」→「今度は(一次試験免除で)、S-CBT版の二次試験を受ける」ということも可能です。

詳しくはこちら(公式ページ)→ https://www.eiken.or.jp/s-cbt/apply/waiver.html

 

(ライティング)

英作文(ライティング)だけは、S-CBTの場合でも手書きかタイピングかを選択可能です。キーボードに慣れている方は、コピペが利用出来るので、打ち込みながら配置を自由に編集出来る事は魅力ではないでしょうか。

※従来型に関しては、ライティングも手書きのみ

(受験日)

英検S-CBTの開催スケジュール(受験日)は、従来型と比較すると頻度も高く、受験しやすいものとなっています。

従来型が年3回、決まった日時に受験しなければならないのに対し、英検S-CBTは複数ある日時の中から都合のいいものを選択可能です。主に毎週土日祝に開催されていますが、時期や級によっては平日もあります。

日程は以下のページからチェックできます。
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration.html
都合が悪くなった場合は(会場に空きがあれば)日程変更も可能です。

(受験制限)
英検には「第〇回」という区切りが存在します。

従来型は、これまで通り検定回につき同じ級は一度しか受験できません。これが受験制限です。
(例:「第1回」に2級を2回受験することは不可能。2級を再受験したい場合は「第2回」で受験しなければならない)

ですが、S-CBTの場合は、同じ検定回に2回まで申し込むことができます。

また、S-CBTと従来型は、併願(同じ級の申し込み)が可能です。つまり、S-CBTと従来型を合わせると同じ検定回に、同じ級を最大3回受験することができるのです。
(例:「第1回」に "英検S-CBTで" 2級を2回 + "従来型で" 2級を1回。合計3回受験できる)

不合格になったとしても次のチャンスがすぐにあると思えば、精神的にも余裕を持って試験に挑めるのではないでしょうか。


英検取るなら成る木塾

ブログ一覧